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各種予防Prevention
各種予防
Prevention
フィラリア予防
蚊から感染し、心臓に寄生する寄生虫です。感染すると5~6年ほどの治療が必要になります。
フィラリアとは、心臓に寄生する寄生虫です。
皮下組織や血液内にいる幼虫(ミクロフィラリア)と、心臓に寄生するサナダムシのような成虫がいます。
感染は「ミクロフィラリアをもった蚊」に吸血されることでおこります。
虫よけの使用や高層マンションに住んでも蚊に刺されることを完全に防ぐことはできませんが、
適切な予防薬を1か月に1回使用することで、その感染をほぼ完全に予防することができます。
当院での推奨予防期間は5月~12月です。
●当院で使用している、わんちゃん用の予防薬一覧とその効能・効果
複数のお薬を準備しておりますので、わんちゃんの性格やお好みにあわせてお選びいただけます。
詳細は当院までお問い合わせください。
フィラリア | ノミ | マダニ | 消化管内寄生虫 | 剤形 | 有効期間 | |
フィラリアも予防 できる混合タイプ |
◯ | ◯(2種) | チュアブル | 1か月 | ||
◯ | ◯ | ◯ | ◯(4種) | ビーフフレーバー錠 | 1か月 | |
ノミ・マダニ だけの予防薬 |
◯ | ◯ | ビーフフレーバー錠 | 1か月 |
ねこちゃんのフィラリアについて
近年までフィラリアはわんちゃんの病気と認識されていましたが、2010年に発表された研究で、一般家庭で飼育されているねこちゃん、および特定の飼い主様のいない地域猫のどちらにも、約11%の確率ですでにフィラリアに感染しているということが判明しました。
ねこちゃんのフィラリアの場合、嘔吐・食欲不振・元気がないなどの症状から始まり、肺の血管を傷害することで、慢性的な呼吸器症状(しつこい咳、開口呼吸など)をおこします。最終的には呼吸困難に至るほか、突然死を引き起こすことも知られています。
これらの症状はHARD(heartworm associated respiratory disease:犬糸状虫随伴呼吸器疾患)と呼ばれ、広く確認されています。
ねこちゃんは予防を始める前の検査は必須ではないといわれていますが、感染しているかどうかは血液検査で判断できます。
ねこちゃんのフィラリアの治療は2~3年と長期になるため、ねこちゃん、ご家族ともに負担がかかります。
何よりも「予防できる病気になってしまう」ということはとても辛いことです。
当院ではわんちゃんと同じように、ねこちゃんのフィラリア予防も強く推奨しています。
予防薬は背中に塗布するだけで、ノミ・マダニ・消化管の寄生虫を同時に予防できるお薬です。
ご自宅でも簡単にできますので、ご不明な点はご相談ください。
●当院で使用している、ねこちゃんの予防薬一覧とその効能・効果
ねこちゃんは飲み薬が飲ませにくい傾向がありますので、スポットオンタイプのみのご案内となります。
詳細は当院までお問い合わせください。
フィラリア | ノミ | マダニ | 消化管内寄生虫 | 剤形 | 有効期間 | |
フィラリアも予防 できる混合タイプ |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | スポット剤 | 1か月 |
ノミ・マダニ だけの予防薬 |
◯ | ◯ | スポット剤 | 1か月 |