松戸市 市川市 動物病院

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各種予防

Prevention

がんの早期発見が期待できる血液検査

 人医療ではがんの早期発見・早期治療につながる腫瘍マーカーが普及し一般化していますが、獣医療では特別な腫瘍マーカーはほとんどありません。あったとしても感度が悪く信頼性に欠けると感じていました。当院ではこの度、がんの早期発見が期待できる犬専用の新たな血液検査を導入しました。

 現時点では精密な検査ではなく、早期発見につながるきっかけとなるような健康診断と位置付けています。そのため結果の解釈に、ご家族のご理解をいただいたうえで検査をおこないます。

■検査項目:NuQ vet cancer test(ニュー・キュー・ベット・キャンサーテスト)
■検査費用:税込9,900円(診察料・採血料など含まず)
■検査方法:4時間以上絶食にてご来院いただき、採血をします。1週間程度で結果が出ますので、郵送か直接ご来院いただいて報告いたします。

■検査についての注意
①集荷の関係上、日曜日・月曜日・火曜日しか検査ができません。
②絶食の確認ができない場合は検査を延期することがあります。ご了承ください。
犬のみが対象になります。
④検査会社は7歳以上の犬に検査を推奨しています。ただし一部の犬種は4歳以上を推奨しています。 詳しくはお問い合わせ下さい。

■検査結果の解釈についての注意
この検査での検査結果が、、、
・ローリスクならば、腫瘍が存在しない確率は97%です。
・ハイリスクの場合、50%の犬で何らかの腫瘍がみつかりました。
・ハイリスクであっても、50%の犬は腫瘍がみつかりませんでした。
腫瘍がなくても異常値が出ることは大いにあり得ます。結果は、あくまでも参考にとどめるべきです。

健康診断について

 動物の検査・治療はまだまだわかっていないことも多く、当院では、若くて元気でも1年に1~2回の健康診断を推奨しています。病気の早期発見はもちろん、血液検査の数値や画像などを参考に動物の状態を判断することも非常に重要だからです。

 当院では健康診断をコースによって分けることで、
「元気だけど、なんだか気になる事があるから調べてみてほしい」
「高齢になってきたから、1年に1度でも、全身をくまなく検診してほしい」
といったご家族の様々なご要望にお応えできるよう努力しています。

 気軽にうけられるものから、全身しっかり検査するものまでありますので、まずはどんな検査ができるかだけでもご確認ください。

健康診断コース別内容紹介

●おきがるコース(1~4歳にオススメ)

所要時間:30~60分

 若い時期は活発で元気いっぱいですが、アレルギーや膝蓋骨脱臼などは若齢期から確認されることも多いです。
まずは無理なくチェックしたい方へ、はじめてでも安心コースです!

●しっかりコース(5~8歳にオススメ)

所要時間:90~120分(土日祝は午後までお預かり)

 若齢から中高齢にかけて、体調不良を訴える子が増える時期。定期的なチェックで病気の早期発見につながります。このコースは中高齢の動物たちにオススメで、超音波検査まで行いしっかり検査します。

●シニアコース(全年齢、特に8歳以上にオススメ)

所要時間:90~120分(土日祝は午後までお預かり)

 全年齢に推奨される、最も項目の多い健康診断です。

●消化器コース

所要時間:60分

●皮膚コース

所要時間:60分

健康診断時の追加オプション検査のご案内

上記コース別の健康診断時に限り、以下の検査をやや安価に行うことができます。
あくまでも一例ですので、ご参考程度にご検討ください。

  1. レントゲン検査部位追加
    ●1部位追加につき500円(膝・股関節など)

  2. NT-proBNP(N末端プロB型ナトリウム利尿ペプチド)
    ●犬・猫ともに追加料金5,000円

     心臓の異常を確認する血液マーカーです。NT-proBNPはBNPという物質がつくられるときに同時に合成される副産物です。BNPは心室壁から放出されるホルモンで、血圧を下げて心臓への負荷を減らす効果があります。心疾患が進行するとこのBNPが大量に放出されます。すなわち、
    NT-proBNPが高値 = BNPが高値 = 心疾患が進行している
    となります。
     心雑音が聴取される子、元気や食欲が不安定な子、咳をしたり苦しそうにすることがある子におすすめです。
     ねこちゃんでは心臓病があっても心雑音が聞こえないこともあり、健康に見える16%のねこちゃんが、この検査によって心臓病が発見されたというアメリカの報告もあります

  3. fT4(遊離サイロキシン)
    ●犬・猫ともに追加料金3,500円

     のどにある甲状腺から放出されるホルモンを測定します。全身のほぼすべての細胞に作用し、主に呼吸や栄養代謝、エネルギー産生のバランスを司ります。高齢のわんちゃんでは甲状腺機能低下症が、高齢のねこちゃんでは甲状腺機能亢進症がよく発症します。全く別の病気ですが、共通して皮膚症状がみられることが多いです。

  4. spec-cPL(犬膵特異的リパーゼ)・spec-fPL(猫膵特異的リパーゼ)
    ●犬・猫ともに追加料金6,000円

     膵炎があるときに上昇する酵素です。膵炎の原因はほとんどが特発性、すなわち原因不明であるといわれており、肥満や高脂血症によって誘発されるといわれています。急性膵炎では嘔吐、下痢、腹痛、食欲不振などの強い症状をしめします。慢性膵炎の場合は食欲にムラがある、たまに吐いたり下痢をする、などの弱い症状しかしめさないため、ご家族や私たちも見落としてしまいがちです食事管理で改善することもありますので、早期発見ができると生活が楽になります。上記の弱い症状をしめす動物の25~40%は「軽度の隠れた慢性膵炎」といわれています。

健康診断のまとめ

健康診断
  • 結果のご報告は2週間後以降を目安といたします。

  • おきがるコースの結果報告は、ご自宅への郵送となります。その他のコースは原則直接ご報告となります。

  • 尿は可能な限りご自宅での採取をお願いしております。

    採尿用のキットを用意しておりますので、当院にいらしていただければお渡しいたします。
    検査当日にお持ちいただくようお願いいたします。
    ご自宅での採尿が難しい場合、検査時に院内で採尿することも可能ですが、尿道にカテーテルをいれる方法になりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。

  • 検査中にわんちゃん・ねこちゃんの体調が悪くなった場合や、検査が動物に対して強いストレスになると判断した場合は検査を中止いたします。

  • ご家族が不安に感じていることについて、上記にない検査も同時に行うことができる場合もあります。検査内容を追加することもできますので、まずはお気軽にご相談ください。

  • 以前に行っていたドッグ・ドック、キャット・ドックにつきましては、同健診を受けたことがある患者様のみ継続での検査は可能ですので、ご希望であればご相談ください。